シニアの断捨離

家を処分し、ついでに生前整理もしてしまったシニアです。マンションの部屋に入らないということで生前整理もしてしまったようです。でも、まだまだいっぱい断捨離するものがあるような気がしています

認知症の始まりは「盗られた!」という妄想から

30年以上も前の事ですが

母と同居していた弟から

「おふくろをなんとかしてくれ!!」と電話がありました

聞いてみると

自分の探しているものが見つからないと

お嫁さんに「あんたが隠したんでしょう!?」とか

弟に「お嫁さんに盗られた!」と言って

怒り出すというのです

 

お嫁さんはもちろん怒り出しますよ

こういうことが続き

要は「引き取ってくれ!」ということだったのです

「夫婦関係がおかしくなってしまう」とのことでした

 

「一緒に住めないから、俺たちは家を出る」と言われてしまい

私が母と住むことになってしまったのです

母との関係は心の中に複雑な思いがありましたので

「う~ん!?」と唸ってしまいました

 

弟が逃げたら私しかいない!

母も「あのお嫁さんとは住めない!」と言いつのります

 

結果として、私の方に来ることになり

わがままな母が実家を処分して

自分の住む家を建てるという形での同居が始まりました

 

その頃、私は離婚をして子供2人を抱えていたので

渡りに船!ということでもありましたが

 まあ、私は住まわせていただくという形になってしまい

母に主導権を握られて

なんとなく肩身の狭い思いをしていました

 

引っ越しのために実家に何度も片付けに行きました

これも持っていく!

あれも持っていく!

と捨てたくない母との格闘は心身共に疲労困憊でした

出て行ってしまった弟は手伝ってくれるはずもなく

「仕方がないか!?」とあきらめるしかありませんでした

 

その上に

以前

 母が「物がよくなくなるんよ!

どうもお嫁さんが持っていっている気がする」

 

「どうしてそんなものが欲しいの?要らないよ」と私

 

「誰かにあげるんやないの?」

「それでね、引き出しを開けた時に見えるように

バカ!と書いた紙を入れておくのよ」

「引き出しを開けなかったら分からないことだしね」

とおっしゃったこともあり

 実際に「バーカ!」と書いてある紙切れを見てしまいました

 

それを見た時、私は物凄く落ち込み

「ここまでのことができる人だったっけ?」

「これから ずっと一緒にいるのか?

大変だろうな?」

という気持ちが沸き上がりましたが

それはいづれ引き起こされてくる

私との悶着を予想していました

 

今は、もう母がなくなり8年くらい経っているので

笑い話として思い出しますし

ふっと、思い出し笑いをすることもあります

これからのブログのいいネタにもなってくれそうですしね

 

すでに、あの頃から母の認知症は始まっていたのです

「盗られ妄想」ということが起こっていたのです

年齢は65歳くらいでした

まだまだ元気で押し出しも強かった

 

その頃には性格もとんがってきていたようで

些細なことで怒り出すということもありました

 

また、若い頃の私が知っている母は

家の中をスッキリとさせておきたい方で

すぐにいらないからとモノを捨てる人でもありました

 

その母が引っ越しの時に物を捨てるのを嫌がり

古い客用布団に始まり大変な量の荷物を持っての

引っ越しになってしまったのです

 母との笑い話はおいおい書いていきたいと思っています

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 認知症の始まりは

・性格が変わってくるし

・「盗られた!」と言いだす

・物を捨てられなくなる

・物がたまっていく

ということもあります

 

今は弟もいなくなってしまいました

このこと以来、お嫁さんとは音信不通状態です

 

後で気が付いたことがあるのでこれからも

追加していきたいと思います

 

・散歩に行ってしまって帰ってこられない

・お鍋をこがす

・料理の味が変わる

・表情が変わり、無表情になっていく

・食べたことを忘れてしまう

・満腹中枢がおかしくなっているのかいくらでも食べてしまう

  (結果として太る)