シニアの断捨離

家を処分し、ついでに生前整理もしてしまったシニアです。マンションの部屋に入らないということで生前整理もしてしまったようです。でも、まだまだいっぱい断捨離するものがあるような気がしています

れんげ畑とピロリ菌

先日、セグウエイの走る里山の写真を見ていて

「あれっ!」

そういえば蓮華畑を見なくなったと突然思いました

春になると田んぼは一面ピンクの蓮華の花で覆われていました

きれいで大好きな風景でした

その蓮華の花の上に寝っ転がるのも大好きでした

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蜂蜜といえば蓮華の花のハチミツしか食べていなかったように思います

もう科学肥料が出てきて蓮華の力を借りなくても良くなったのでしょうね!

 

蓮華の花で思い出したことが色々とあります

カラス貝というムール貝に似た貝のことですが

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家の近くに溜池があって

そこでは面白いほどカラス貝が取れました

幼稚園に入る頃かその前くらいの小さい時

おもちゃのバケツを持って

ほぼ毎日、せっせとカラス貝を取ってきていました

食べたことは一度もないので

母親がまた池に戻していたんでしょうね!

 

今、考えるとあんな小さい子供を

よく溜池に一人で行かせたなと驚きです

今だったら危ないからと一人では行かせないでしょうに

そんな事にかまっていられないほど

親たちは忙しかったのでしょう

 

梅雨時には棚田になっている上の田んぼから

雨がたくさん降ってくると

小魚がキラキラ光りながら

水と一緒に上から滝のように流れ落ちてきました

私には眼を見張るような光景でしたから

今でもよく思い出します

 

稲を刈った後だったと思いますが

田んぼにはタニシがたくさんいて

これもせっせと取りました

おじいちゃんが喜んで食べてくれるから

 

生まれた家は農家でしたから

まわりは自然がいっぱい!

ネコ柳のフカフカの芽が好き

つくしは取っても取っても取り尽くせないほどあるし

佃煮のようにしてもらうのも好き

よもぎは取ってくればよもぎ餅にしてもらえるし

秋の里山は山栗が落ちていて楽しくてたまりませんでした

 

夏はスイカを井戸で冷やして食べていたのですが

ここからピロリ菌のことになっていきます

私達の飲水はもちろん井戸水です

きっとピロリ菌もいっぱいいたのでしょうね

 

50代に入りずっと胃の調子がおかしいので

お医者さんに見てもらったら

ピロリ菌がいるというのです

井戸水を飲んでいた人は多いんだそうです

あんなにおいしいお水だったのにね!

でも、ピロリ菌は1週間抗生物質を飲み続けたら消えました

胃腸の調子もよくなり、まあ、めでたし!めでたし!です

別段どうということはないのですが

今でも生水と聞くとどこかで身構えていますね

これにはちょっとがっかり!

 

男の子たちはとり餅を使って

小鳥を捕まえていたのも覚えています

小川には魚がたくさんいたし

こういうのどかな光景も農薬が

出回ってきたことで一変していると思います

でも、こういうなつかしい思い出があることが

今の私にはとても嬉しいのです

思い返すと楽しいことが数珠つなぎに出てくるのですから