映画「卒業」を見て
録画しておいた映画「卒業」を何十年ぶりかで見ました
1967年制作の映画だったんですね
半世紀以上も前の映画なのに古さは感じません
日本では翌年の1968年(昭和43年)に公開とありました
この頃、高校生だったから映画を見ていないですね
ネットで調べたら
1977年に「月曜ロードショウ」でテレビ放送をしていたので
この時、テレビで見たんでしょう
ラストの花嫁を奪って走るところや
バスの一番後ろの席に座って逃げる場面など
クライマックスのシーンがあまりにも強烈でしたし
「ミセス・ロビンソン」と歌う
サイモンとガーファンクルが耳に残っています
そのほかの部分はかなりあいまいで
こんな映画だったのか?と思って見ていました
青春のラブロマンスでハッピーエンドの映画という記憶でした
ダスティン ホフマンは自信なさげなお坊ちゃまがピッタリ
エレーン役のキャサリン ロスと共に
青春の瑞々しさと若さのキレイが出ていました
でも、エレーンにしぶとくつきまとい結婚しようと迫る様子は
今だったらストーカーと言われそうですね
この「青春」という時代に
誰でもが持つことのできる
美しさや瑞々しさ、清々しさは
演技だけでは出ないのでしょうね
それに引き換えミセス・ロビンソンの誘惑の仕方
「こんなことするか?」とか思って見ていました
お金も十分にあると自分と暇を持て余すのですね
表情のない虚無的なミセス・ロビンソン
凄みを感じました
1977年に放送されたのは吹替版ですが
エレーンー林寛子
となっていました
今回、私が見たのは字幕版でしたので
奈良岡朋子さんたちの吹替を聞いてもみたいです
面白かったです!
タイムスリップしたように青春の中に滑り込んでいました
でも、階段を駆け下りるシーンや
走って逃げるシーンなどを見て
「なんと軽やかなこと!!」
と思わず現実に戻る自分がいます
「サウンド・オブ・サイレンス」もテーマ曲でした
・・・・・
ダスティン ホフマンは1937年生まれなんですね
結構なお年になっておられました
自分の年を棚に上げて言うのもなんですが