ターシャ・テューダの庭
映画「ターシャ・テューダー 静かな水の物語」
絵本作家のターシャ、自然な庭を作るガーディーナー
スマホの動画を見ていたら
ターシャ・テューダーの庭を映しているものがありました
ターシャは絵本作家で
世界中のガーディナーが憧れると言われている
美しい庭も作っている人でもあります
以前、何度かNHKのドキュメンタリーとして放送もされました
昨日は、懐かしくて、たくさんある動画を見ていました
ターシャ・テューダーは、絵本作家として活躍し、
56歳のときに長年の夢だったバーモント州の山中に
18世紀風の農家を建て移り住み、92歳で亡くなるまで
自然に寄り添った生活を行ったという人。
映画はこのターシャの生い立ちや絵本作家としての活動、
そしてその暮らしを丹念に描いた作品です。
古いアメリカの生活の様式・生活のやり方を見せてくれます
ターシャのゆったりとした穏やかなたたずまいや
美しい庭は映像を見るたびに
なんとも柔らかな癒やしを与えてくれます
そして、ターシャの残した言葉も光っています
ただ思う通りに歩いてきたの
夢を実現するには忍耐も必要よ
でも絵と庭のためならね！
人生そのものなんですもの
かた苦しい庭は好きじゃないの
私の庭は「楽園」だと思うわ
物にあふれた世の中とは別世界だもの
こうやっていつも庭を見てまわるの
植物が満ち足りているかどうか
見て確かめることが大切なのよ
人生は短いのよ
好きなことをしなくっちゃ
私は庭仕事が好き
だからやっているの
美しい庭は喜びを与えてくれるわ
満天の星と同じよ
私にはすばらしい息子や孫や
お嫁さんがいてくれるから
大好きな庭と絵に打ち込めるの
怠け者かもしれないけど
この年なら許されるわよね
今が人生で一番幸せよ
人生なんてあっという間に終わってしまうわ
好きに生きるべきよ
幸せは自分で創り出すのよ
忙しすぎて心が迷子になっていない？
と、おっしゃる
この映像の中であれ～！と思ったのが
服の胸の当たりのボタンを開けて
鳩のヒナをカメラに向けて見せてくれたときです
胸にヒナを抱いて育てていたのです
こうしてニワトリのヒナを温めて
育てたこともあるのよ
そのニワトリはよくなついて
一緒に昼寝をする仲なの
この子（鳩のヒナ）もきっとそうなるわ
きっと、そうなるんでしょうね！
ターシャには人も動物も植物も
なんの違いもないのでしょうから
92歳で亡くなられて
ターシャの住んでいたコーギーコッテイジには
お孫さんご夫婦とひ孫のお嬢さん二人が
ターシャの生活の仕方を受け継いで住んでおられます
ターシャは裸足です！
ターシャの絵
そして思いました
彼女のような生活をするためには
必ず誰かの手を借りなくてはできないということです
それはターシャの息子さん家族や
お孫さん家族ということになりますが
彼らにはターシャの頑固とも思える生活を
支えることは負担ではなかったのでしょうか？
ふと、そういうことも気になりました
PS
この記事を書いた後
ターシャさんのことを書いているページを読んでいたのですが
ターシャさんの没後、長男のセスさんの他にも３人の子供たちがいて
遺産相続でセスさんが訴えられたとこと知りました
本になったり映画やDVDになったりして
有名になっていかれると美しいナチュラルガーデンを作られた
ターシャさんの美しいお話の後ろには必ず
美しくない遺産相続が起こるものなのですね
ターシャさんは元々お金持ちのお嬢さんだったそうで
だからあれだけの大掛かりなスローライフも
維持していくことが出来たんでしょうね
色々と詳しく読んでいると
フ～ッ！とため息が出てくるような気持ちにもなりました
きれい！はきれい！、だけでは終わらない！
